「任意売却の引越代は、なぜもらえるのか?」

引越しには家賃のおよそ4~5ヵ月分の費用がかかります。プラス、家具や荷物の運搬費なども掛かってきます。引越し費用を用意するのも、容易ではありません。

任意売却の大きなメリットでもある「引越し代」。(※競売で落札されると、当然もらえません。)
なぜ任意売却だともらえるのか?そしてだれが払ってくれるのか?引越代とその他の費用についても、ご説明します。

・任意売却で退去(引越し)をご希望される場合

・引越代はいつ受け取れるのか?

・引越代というキーワードを利用して、こんな営業をしてくる不動産業者には気を付けて下さい

・債権者の引越代は絶対ではないという事も、覚えておいてください

・任意売却で退去(引越し)をご希望される場合
引越し費用が掛ります、、、敷金・礼金・家賃保証料・前家賃・仲介手数料・他諸費用、そして引越し業者代、、、
通常は退去の目処(引渡しの目処)が立たないと、売却できません。(買い手が付きません)
そこで大半の場合、債権者が引越し代を出してくれる仕組みになっています。正確に言うと、家を売却して債権者に返還される金額の中から、引越代を分けてもらうというイメージです。債権者もなるべくなら出したくないものですので、黙っていても出してはくれません。債権者に対して、われわれ任意売却の業者が交渉します。いくら出してくれるかは、交渉次第です。(債権者によっても異なり、一律いくらと決まっている場合もあります)

具体的な例として、売却価格が1,000万円の場合
諸費用として
○仲介手数料 売買価格×3%+60,000(不動産業者へ) ○抵当権抹消費用 約2万円(司法書士へ)など
債権者への返還金は、
売却価格1,000万円ー上記諸費用 となります。
引越代は、
本来債権者が受け取る返還金の中から、売主に対して分けてもらうイメージ
引越し代の相場は30万円と言われています。これは債権者が承諾をくれる相場が、30万円とも言いかえられます。承諾を得るためには、不動産業者が債権者へ交渉をします。

・引越代はいつ受け取れるのか?
売買契約も無事に終え、迎えた決済日(代金納付・所有権移転・競売取り下げ手続き当日)です。買主の売買代金納付時に、直接現金で受け取れます。事前に引越代が欲しいという場合も、対応することは可能です。

・引越代というキーワードを利用して、こんな営業をしてくる不動産業者には気を付けて下さい
何も調査していない、初めの段階で「引越し代50万円絶対払えますから大丈夫です」や「引越し代の30万円を先に渡すから、任意売却をうちに依頼してくれ」などと営業トークをしてくるところには、十分気を付けて下さい。実際にこのような業者が存在するようです。このような場合は、50万円の出所や、なぜ先に30万円を渡してくるのかなど、しっかり聞いて確認してみて下さい。

・債権者の引越代は絶対ではないという事も、覚えておいてください
債権者の意向や、不動産業者との交渉が折り合わないなど、どうしようもない場合もあります。引越代は、任意売却をすれば必ずもらえる訳ではないことも覚えておいてください。
そういった場合は、買主側に工面してもらえるよう、仲介業者から買主に相談する事も可能です。