リストラで収入が減っても任意売却すれば住宅ローンを返済できる?

コロナ禍以降、「リストラされて住宅ローンが払えない」という悩みを持つ方が後を絶ちません。そこで今回は、住宅ローンが返済できない時の対処法を解説します。本記事では、住宅ローンを滞納したらどうなるのか?についても紹介していますので、返済にお困りの方は、ぜひご覧ください。

会社をリストラされて住宅ローンを滞納するとどうなる?

リストラや失業、倒産で住宅ローンを滞納すると、次の事態に陥ります。

家に督促状が届く

住宅ローンを滞納してから1~2か月ほど経って、債権者(金融機関)から督促状が届いたり、電話が来たりするようになります。そして、督促を何度されても返済に応じない場合は、最終通告として催告書が届き、ついには一括返済を請求されます。

なお、こうした返済を促す通告は、契約者本人だけでなく保証人の元にも届きますので、自分以外の方に迷惑をかけないためにも、早めの対処が欠かせません。

ブラックリストに載る

住宅ローンを3か月ほど滞納すると、個人の信用情報に傷が付き、ブラックリストに載ります。ブラックリストに載ると、次のような不都合が生じます。

  • クレジットカードを利用できない
  • クレジットカードを新規作成できない
  • キャッシングやローンを利用できない
  • 賃貸住宅の審査が通らない

また、一度「事故情報」として登録された信用情報が回復するのは、5~10年経ってからです。このように、住宅ローンを滞納しても良いことが何一つとしてありません。その後の生活が不便になるだけですので、返済可能な方は期限内に支払いましょう。

返済が難しい方は、自宅を任意売却して、返済に充てる代金を確保することをおすすめします。

自宅が競売にかけられる

住宅ローンを8か月ほど滞納すると、自宅が競売になります。競売になると、自宅から退去しなければいけなくなり、住み続けたいと思っても、家を手放さなければなりません。そのうえ引っ越し代も出ないため、路頭に迷うことになります。

また、自宅が住宅ローンを滞納していたことや、競売にかけられたことを近隣に知られるなど、肩身の狭い思いをすることにもなるでしょう。それに加え、競売は売却価格が安いために残債が大きくなりがちで、その後の生活も大変です。

その際、自己破産して免責できれば、何とかなるだろうと思っていませんか?そんなことはありません。残債の支払い義務は保証人に残ったままですので、自分は逃れられても保証人の方に迷惑をかけることになります。このように、自宅が競売にかけられた方の末路は、なんとも悲惨です。

住宅ローンが返済できない時の対処法

住宅ローンが返済できない時に効果的な対処法は次の4つです。

任意整理

任意整理とは、債権者の同意を得て借金を減額してもらえる手続きのことです。任意整理を行うために裁判所の許可は必要なく、手続きも簡単ですが、少ししか減額されない点には注意する必要があります。

個人再生

個人再生とは、債権者の合意と裁判所の認可が得られれば借金を大幅に減額(5~10分の1に圧縮)し、残りの借金を3年(最大5年)かけて分割で返済できる手続きのことです。自己破産とは違い、家や車といった資産を手放さなくて良いものの、手続きが煩雑なうえ費用が50~60万円かかる点がデメリットです。

自己破産

自己破産とは、借金が返済できないことを裁判所に認めてもらい、支払い義務を免除してもらえる手続きのことです。借金を全額ゼロできる代わりに、家や車といった財産が差し押さえられます。

任意売却

任意売却とは、住宅ローンや税金などの借金が返済できないとき、返済に充てる代金を得る目的で住宅や自社ビルといった建物を売却することです。特筆すべき点は、そのメリットの多さにあります。主なメリットを以下に示します。

  • 売却代金が競売よりも高い
  • リースバックで住み続けられる
  • 一度売却した家を再び買い戻せる
  • 引っ越し費用をもらえる
  • 住宅ローンを滞納していたことを周囲に知られない
  • 残債は分割することが可能

上記の通り任意売却は、住宅ローンの返済にお困りの方の多くにおすすめできる方法です。ただし任意売却を行う際、債権者や保証人の同意が必要となります。そのため、もし同意が得られなかった場合、任意売却できません。

今住んでいる家に住み続けたい人には任意売却がおすすめ

任意売却によるリースバックをすれば、今住んでいる家に今後も継続して住み続けることができます。その際、任意売却をされる方のほとんどが、残債の支払いもあるでしょう。

「支払い続けられるか心配」「また滞納してしまうのではないか?」といった点が気になる方も少なくありません。ミライエでは、リースバックの家賃を以前支払っていた住宅ローンの月額よりもお安くできる場合があります。「今住んでいる家に長く住み続けたい」とお考えの方は、この機会に任意売却をご検討されてみてはいかがでしょうか。

まとめ

最近、会社をリストラされて住宅ローンを滞納する人が絶えません。滞納1~2か月後に督促状が届き、滞納3か月後にはブラックリストに載りますが、8か月経っても返済に応じない場合、自宅が競売にかけられます。

このように住宅ローンが返済できない時、効果的な対処法が任意整理・個人再生・自己破産・任意売却です。特に任意売却は、今住んでいる家を売却した後に賃貸で住み続けられる所が魅力的な方法だといえます。

ミライエはこれまでに、リストラや失業、倒産で住宅ローンを滞納された方の任意売却を数多くお手伝いしてきました。電話・メール・LINEにて24時間、無料でご相談を承っておりますので、返済にお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

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解決事例

  • コロナでお店が閉店に。リースバックで住み続けることに成功

  • 元請け会社の不渡りで資金難に、リースバックで事業継続

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  • 離婚調停の中で任意売却に成功

  • 任意売却はできなかった。しかし競売落札でリースバックができた

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