調整区域内の物件であきらめていた…買戻しも可能に

ご相談時のお悩み・ご経緯

ご相談者

千葉県 T. S.様
職業 証券会社勤務
年齢 48歳
【戸建て】
ローン残高:1,560万円
時価 800万円
18年前、親の所有している土地に新築戸建てを建てました。当時お金に困っていたわけではありませんが、一括で購入できるほどの資金力は持ち合わせていなかったため、公庫のステップローンを利用して35年ローンを組むことに。

親の土地を担保にした注文住宅です。もともと同じ土地に建っていた自宅は、昔ながらのお風呂は浴槽と洗い場の段差が大きいなど、かなり古く同居している親も不安に感じていました。そこで、わたしが結婚したタイミングで、親も同居できる家を建てることにしたのです。

すべての希望を叶えられたわけではありませんが、前の家と比べると新しく、間取もずいぶんと住みやすくなりました。これには同居している親も大喜びで、いま思えば収入も安定していて幸せな日々を過ごしていたと思います。

ところが、幸せな毎日も束の間リーマンショックに遭い、勤めていた会社をリストラされてしまいました。まさか、こんなことになるとは思いもしませんでした。失業保険を利用しましたが、生活費でいっぱいで、住宅ローンの支払いは貯金を切り崩すしかない状況です。

証券マンとして仕事ができると自負していましたが、世界的な経済不安な状況では、同業種での転職は難しいものがありました。自分のやりたいことなどと言っている場合ではない状況です。なりふり構わず、様々な求人に応募しましたが、面接に至るのは数社のみ。ようやく面接できても、採用してもらえません。

年齢もあるでしょうが、誇りをもって働いていた証券マンが潰しのきかない仕事なのだと思い知らされました。プライドを捨てて、深夜に荷物整理のバイトをしていましたが、僅かな収入のため生活費の足しにもならず、月々92,000円の住宅ローンの支払いが遅れることに。

ついには公庫から一括返済の通知がきたのちに、裁判所から競売開始する書面が届いてしまいます。これには両親も、とても動揺していました。「代々、引き継いできた土地が取られてしまう」
「本家として、親戚になんて説明すれば」といった不安で、ご飯ものどに通らない日々でした。

わたしは申し訳ないという思いと、自分が悪いわけではないという気持ちが入り乱れた複雑な心境で日々を過ごしていました。そうは言っても、親のかわいそうな姿は見たくないし、ずっとこの状態のままでいるわけにはいきません。「何か解決方法はないものか?」と考えてネットで検索すると、任意売却という競売を回避できそうな方法があることを知りました。

ネットで見つけた不動産会社に10社近く問合せしましたが、ミライエさん以外の業者には、市街化調整区域の物件という理由で断られました。どこの不動産会社に相談しても「不動産会社が任意売却の物件を転売目的で購入しようと思っても、金融機関が調整区域の物件に対する事業用融資をしてくれないために購入できない」と説明されました。

そもそも買ってもらえたとしても転売するのであれば、家から出ていくしかないので任意売却する意味がありません。

「高齢の両親は亡くなるまでこの家で暮らしたい」
「競売で家を取られたことを親戚や近所に知られたくない」

この2つがわたしたち家族の希望です。

しかし、希望に応えてくれる業者は、なかなか見つかりません。「もうダメか」と諦めかけていたとき、ミライエさんだけはわたしたちの希望を叶えることが可能との返事をくださいました。返事をくれたことは嬉しかったのですが、「調整区域の物件だから、できないのでは?」と疑問に思いました。そのことを質問すると

「購入するのは、個人投資家で基本は現金で購入するので、融資は使わないから問題ない」
「また、物件を買う目的は、賃貸にして家賃をもらうことなので、そのまま住んでもらって構いません」

と分かりやすく答えてくださいました。当時、藁をもつかむ思いでいたため、ミライエさんは唯一の希望の光でした。  

T. S.様のご感想~すべての手続きを終えられて~

ミライエさんは任意売却が実現できた時の話だけでなく、任意売却が必ずできるわけではないことまで丁寧に説明してくださったのが印象的です。私はその話をうかがい、「ダメだったらあきらめよう」と考えていましたが、結局すぐに投資家の買主さんを見つけてもらい、賃貸で借りて住み続けられることに。

また、投資家さんとの話し合いの上、将来的に買戻しも可能なプランを提案してくださり、同席した両親も安心していました。本当に感謝しています。あのとき電話していなかったら、今ごろ家族はどうなっていたか分かりません。住宅ローンの残債(任意売却後の残った借り入れ)は残りましたが、他に借金がなかったので自己破産はせず月々1万円ずつ返しています。今は将来の買戻しが家族一同の目標です。

担当者からの声

担当者

担当者より

面談を通じてお話する中で、「代々引き継いだ土地は手放せない」という想いが非常に強いことを感じ、身が引き締まる思いでした。T. S.様のケースのように、自宅が調整区域の物件ということで、業者に頼んでも任意売却を断られるケースが少なくありませんが、ミライエでは市街化調整区域の物件にも対応しています。

他社で断られるのに、任意売却ができることに対し、「逆に大丈夫なのか?」と不安に感じる方もいらっしゃいますが、高齢のご両親にも理解できやすいように、絵図なども使用しながら時間をかけてご説明させていただきました。

解決にあたって重視したポイント

お客様への説明時は、任意売却の良い点と悪い点どちらも伝えるよう心掛けました。なぜなら、不安をやわらげるために良いことばかり言っていると、万が一イレギュラーな事が起きた場合に、懸念点に関する説明をしていないことが、かえって相談者様を不安にさせてしまうからです。

今回T. S.様のご家族と信頼関係を築けたのは、任意売却を実現できた場合の話だけでなく最悪のケースや想定できるイレギュラーなことまで伝えられたからではないかと思います。

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