【千葉】ゼロゼロ融資を返済できない！コロナ関連倒産や増加する任意売却

「コロナ禍になってから、物価高や円安の打撃を受け、経営状況が芳しくない」

最近、こうした悩みを抱える企業が後を絶ちません。なかには業績回復できないまま潰れてしまう企業もあり、千葉でも倒産する企業が増えているようです。そこで今回は、千葉県内でコロナ関連倒産した企業の件数について解説します。

本記事では、経営再建の方法として最近行う人が増えている任意売却についても紹介しています。「ゼロゼロ融資が返せない」というお悩みの解決に役立つ内容となっておりますので、ぜひご覧ください。

2023年上半期、千葉県内で倒産した企業の件数

2023年上半期（1～6月）に千葉県内で倒産した企業の件数は135件でした。前年同期（93件）と比べて42件増えました。

出典：東京商工リサーチ 2023年上半期（1－6月）の全国企業倒産4,042件
2022年上半期（1－6月）の全国企業倒産3,060件

千葉県内でコロナ関連倒産した企業の件数

千葉県内ではコロナ関連倒産する企業が増えています。2022年におけるコロナ関連の倒産件数（64件）は、倒産件数全体の約3割を占めています。

出典：YouTube 千葉ニュース（チバテレ） 全体の3割が“コロナ関連で倒産”…2022年の千葉県内倒産216件に（2023年1月13日放送）
日本経済新聞 千葉県内の倒産件数、3年ぶりに減少 2020年

ゼロゼロ融資（コロナ融資）後に倒産する理由

ゼロゼロ融資後に倒産を余儀なくされる理由の1つは、国や金融機関からの支援が終了し始めているためです。コロナウイルスが蔓延し始めてからしばらくは、経済的に困窮した企業を対象とした支援策が講じられていたため、経営難に陥っていた企業もなんとか返済負担を軽減できていました。

しかしコロナが収まりつつある今、そういった制度が次々と終了し、経営立て直しに苦戦する企業が増えています。ただし、2023年1月10日に始まった「コロナ借換保証」など、まだ終了していない制度もあります。また、次の節でご紹介する通り、対処法は国や金融機関の支援だけではありません。

ゼロゼロ融資が返済できない時の対処法（倒産を防ぐ方法）

ゼロゼロ融資が返済できない時、次の対処法を行えば倒産を防げるかもしれません。

• ファクタリング（売掛債権の売却）
• 任意売却

以下では、詳しく解説します。

ファクタリング（売掛債権の売却）

ファクタリング（売掛債権の売却）とは資金調達方法の一種で、「自社で保有している売掛金（商品やサービスの売却代金を後から受け取れる権利のこと）を業者に売却あるいは譲渡し、現金化する方法のこと」です。ファクタリングを実施した企業は、保証人や担保なしでまとまった金額をすぐに手に入れられますが、次のような注意点もあります。

・契約書に不明点がないか
契約後は修正できません。

・返済義務ありの融資の契約になっていないか
業者によっては別の契約を結ばされるケースがあるため。

・契約書の控えをもらう
売買の証明書として捨てずに取っておきましょう。

・手数料が妥当な金額か
相場をもとに適正価格を見定める必要があります。

任意売却

任意売却とは「債権者の合意のもと、不動産を売却する手法のこと」です。コロナ前までは住宅ローンや借金の返済に困り、ご相談に来られる方がほとんどでしたが、コロナ禍以降「ゼロゼロ融資が返済できない」というお悩みでご相談される方も増えています。任意売却の良い面は次の通りです。

• 借金を減らせる
• 競売を取り下げられる
• リースバックで居続けられる可能性がある
• 数年後に買戻しできる
• 売却後に残債を分割で返済できる
• プライバシーが守られる（近隣住民に知られない）

このように任意売却には、他の対処法にはない良さがたくさんあります。ただし、残債額が売却金額よりも大きすぎると債権者が任意売却を認めてくれないこともありますので、その点にご留意ください。

まとめ

最近、コロナの影響で倒産する企業が増えており、千葉県内でも多くの企業が倒産しています。これは国や金融機関からの支援がなくなり、ゼロゼロ融資後に倒産する企業が増えたためであると考えられます。ゼロゼロ融資の返済にお困りの場合は、ファクタリングや任意売却によって借金を減らす方法が挙げられます。

ミライエでは借金問題を抱える方々の任意売却をお手伝いしています。「ゼロゼロ融資が返済できない」というお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。