雨漏りの修理を投資家の資金で修繕しリースバック。家族離散を避けて住み続けることに成功。

ご相談時のお悩み・ご経緯

ご相談者

千葉県 M. T.様
職業 アパレル会社勤務
年齢 46歳
家族 妻、子供2人
【戸建て】
ローン残高 2,230万円
時価 1,300万円
15年前、4LDKの戸建てを3,400万円で購入しました。3,400万円は、貯金から捻出した頭金200万円に公庫のフラット35で組んだ3,200万円のローンを足した金額です。その他の諸費用は、アプラスで別枠のローンを利用して捻出しました。

勤めている会社は、年収が約580万円(基本給360万円、残業手当220万円)で、昔から残業手当が歩合給のような形を取っています。しかし、働き方改革の影響で残業代が大幅に減って年間30万円程度になり、年収は390万円になってしまいました。

年収が下がると、生活が苦しくなり、住宅ローンの支払い(月々125,000円)も滞るように。ついには督促の電話や手紙が何度かあった後、競売開始の通知が届きました。

今後どうしていくかを決めるため、妻に相談したところ、妻は「競売となれば周りに知られるし、恥ずかしくてこの場所で生活できない」「もう一緒に住みたくない」「この家を出ていくことになるのであれば、離婚する」と言うので、私は厳しい立場に置かれました。

そんな話のなか、プリントアウトされた紙を妻から見せられます。それは不動産会社のホームページで、競売になった人が任意売却をすることで、自宅に住むことができるという内容でした。「そういう手段があるのか」と思ったと同時に、「この家では無理だ」とあきらめるしかない気持ちになりました。

なぜなら、1年前の大型台風の影響で2階のバルコニーあたりから雨漏りをし始めていたからです。塗装屋さんに修理を依頼すると、60万円ほどの見積もりとなるうえに、生活費にも困っていたので断りました。仕方がなくホームセンターで防水用のコーキング材を買い、YouTubeを見て自分で修繕したところ、見栄えは悪いものの、雨漏りは止まったように見えました。

しかし、数か月経つとまた少しずつ雨漏りするように。雨漏りしていそうな箇所にコーキングをしてみましたが、改善はされませんでした。仕方ないので大雨の日は壁沿いにタオルを置いたり、マメに拭いたりすることで対処していました。

こんな雨漏りしている家を買う人がいるわけがありません。給湯器も先月から着火不良で使用中に消えてしまいます。小学校や中学校は徒歩15分以内ですが、スーパーも車でないと行けないし、駅も遠いあまり人気のないエリアです。

妻にそのことを話すと、「わたしや子供との生活は終わりでいいの?」と最後通告のように問われました。黙って首を横に振り、妻がプリントアウトした不動産会社に電話をしてみることに。これがミライエさんとの出会いです。

雨漏りや不具合のことを黙っていて、あとで断られても困るので、先にすべてを伝えました。担当者さんの話では、どうやら私と似たケースは珍しくないとのことです。特に1年前にあった大型台風の影響で増えているそうです。

これを聞いてひとまず胸をなでおろした後、さっそく雨漏りなどの修繕費の見積もり、自宅の査定が必要とのことで、お会いする日時を決めました。

担当者さんが実際に自宅へお越しになった際には、雨漏り修繕と給湯器交換の85万円は物件を購入した投資家さん負担で直すこと、リースバック後は家賃を払い自宅に住み続けられること、投資家さんは自宅をリースバックすると長く住んでもらえるメリットがあることをわかりやすく説明してくれました。

子供がいままでと変わらない笑顔で学校に通えることや、妻と子供がいままで通り住み続けられることを想うと、涙が出そうになりました。

結局、債権者である金融機関とミライエさんに交渉してもらい、売却価格が決定するまでに1ヶ月ほどかかりましたが、無事に任意売却ができ自宅に住み続けられることができました。 

M. T.様のご感想~すべての手続きを終えられて~

以前勤めていた会社ではあまり給与が上がらないので転職しました。すると、以前ほどではありませんが、家族で生活できる分は稼げるように。任意売却後の残債は、月々1万円ずつ返済しています。

いままでは、自分で勝手に物事を進めてしまい、妻と衝突することがありましたが、これからはすれ違いを避けるため、どんなに些細なことでも話し合うようにし、家族で力を合わせて頑張っていこうと思います。

担当者からの声

担当者

担当者より

M. T.様と同じように、働き方改革やコロナ禍の影響で残業代や収入が減ってしまうことに悩む方が増えています。働き方改革というと聞こえは良いですが、出勤日数が減ると収入も減って生活苦に陥る方も少なくありません。

M. T.様と奥様との関係に亀裂が入ってしまいそうな状況でしたので、全ての説明をお二人ご一緒にすることにしました。M. T.様だけに説明すると、M. T.様から奥様に伝えた際に、不安に感じたり、わかりづらくなってしまったりして、二人の関係性が壊れてしまうと感じたからです。

解決にあたって重視したポイント

任意売却の価格やリースバックの家賃、賃貸の契約内容、雨漏りなどの不具合箇所の修繕部分など、すべての決定事項を二人で理解してもらったうえで決定しました。

奥様に債務はないのですが、M. T.様の判断ですべてを進めてしまうと、M. T.様ご家族の本当の幸せにはならないのではないかと考え、お二人で問題に向き合ってもらう形を取ることにしました。お節介かも知れませんが、進め方としては良かったと考えています。

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解決事例

  • コロナでお店が閉店に。リースバックで住み続けることに成功

  • 元請け会社の不渡りで資金難に、リースバックで事業継続

  • 収入減で競売に。雨漏りなど不具合を直してもらいリースバック

  • 調整区域内の物件であきらめていた…買戻しも可能に

  • 離婚調停の中で任意売却に成功

  • 任意売却はできなかった。しかし競売落札でリースバックができた

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