亡き妻との思い出の家を任意売却し、5年後に買戻し

ご相談時のお悩み・ご経緯

ご相談者

千葉県 K. N.様
職業 自営業
年齢 50歳
家族 2人
【戸建て】
住宅ローン残高270万円・遅延損害金100万円・消費者金融の借り入れ500万円

妻が亡くなり、父子家庭に


30年前、夫婦共有名義で1,800万円の住宅ローン(私が1000万円、妻が800万円)を組み、3DKの戸建てを購入しました。金銭的にそれほど余裕はありませんでしたが、娘も生まれたので夢のマイホームを手にしたかったのです。

そこから12年間、私は妻と娘と家族3人で幸せな毎日を送っていました。しかし、不幸は突如として訪れます。妻が体調を崩すようになったのです。すぐさま病院で診てもらい、最新の治療や薬も試しましたが、病状はなかなか快方には向かいませんでした。

そして、異変に気づいてから1年が経った頃、妻は天国へと旅立ちました。長年連れ添ってきた妻がもういないという現実は受け入れ難く、幸せだった日々を思い出しては毎晩のように枕を濡らしていました。しばらくの間、妻が亡くなったショックで私も娘も食事が喉を通りませんでしたが、一刻も早く立ち直り、2人で強く生きていかなければなりません。

子育ての時間を確保するために独立するも...


こうしてシングルファーザーになった私は、当時中学生の娘を男手ひとつで育てることになりました。しかし、これまで妻がしてきた家事や子育てを自分ひとりで行うには、プライベートの時間を確保する必要があります。

そこで、収入が減り、住宅ローンの支払いが厳しくなること承知のうえで、勤めていた会社の勤務時間を変更することに。住宅ローンの支払いが厳しくなっても、「銀行に相談すれば、月々の負担を減らせるだろうし大丈夫だ」と思っていたのです。

しかし、蓋を開けてみると銀行は返済計画の見直しに応じてくれず、住宅ローンの支払いが厳しいままになってしまいました。 「それでもどうにかしないと」と思った私は、一念発起して独立を果たし、太陽光パネルを販売する会社を立ち上げることに。自分で仕事を始めたことで、家にいる時間を増やせるようにはなりましたが、事業が思うようにいかず赤字続きになってしまいます。

そこで、資金繰りを改善しようと、消費者金融からお金を借りることにしました。最初は仕事が軌道に乗り、状況が変わるまでのつなぎとして一時的に借りるつもりでしたが、いつの間にか借り続けること7年が経過し、気づいた時には今の収入ではとても返済できないほどに借金が膨れ上がっていました。

住宅ローンの支払いも遅れがちになり、銀行へ改めて相談をしに行くも、返済方法の変更には応じてもらえず、自宅を売却して返済するように勧められました。そして、そうこうしている間に、自宅が競売にかけられてしまいました。競売になってしまったら、亡き妻との思い出の家が知らない人の手にわたってしまいます。年頃の娘のためにも、そんな結末だけは迎えたくありません。

ミライエと出会ってから売却成立まで


困った私は、債務整理のことで相談していた司法書士に、「亡き妻との思い出の家に住み続けて、将来的に買戻せる方法はないか」と相談したところ、紹介されたのがミライエさんでした。お話をうかがう中で、ミライエさんであれば私の希望を叶えてくれると思い、迷わず依頼しました。すると、ミライエさんが債権者との交渉を慎重に進めてくれたことが功を奏して、住み続けるリースバックに対し、350万円で債権者から売却の許可が得られました。

住宅ローンの残債と遅延損害金の支払いに合計370万円かかった関係で、完済にはなりませんでしたが(残債20万円)、ミライエさんに紹介していただいた投資家さんが買い取ってくださったおかげで住み続けられることになったので良かったです。
※本来ならば1,170万円支払わなければなりませんでしたが、亡くなった妻の債務800万円の返済義務がなくなり、370万円となりました。

売却後、買戻しのために5年間の貯金


ただし、売却代金で住宅ローンの残債と遅延損害金(競売になってから住宅ローンを完済するまでの日数日割り)を返済したとしても、まだ500万円の借金を返済しつつ買戻し金額を貯金する必要がありました。

そこで、買戻しするお金500万円を貯金することに。費用を工面するのは大変でしたが、途中で娘にも協力してもらい、5年をかけて、なんとか貯めることに成功。お金が用意できたことをすぐさまミライエさんに報告すると、「この5年間すごく頑張りましたね!」と担当の方も一緒になって喜んでくれました。

買い戻しが実現したばかりの頃は「妻との思い出の家でまた暮らせる」という実感を持てなかったのですが、しばらくしてから段々と実感が湧いてきて、嬉しさのあまり涙がこみ上げてきました。

振り返ってみると、買戻しを達成できた理由は大きく2つあると思っています。1つは、ミライエさんがリースバックの賃料を、住宅ローンの時と同等かそれよりも負担が少なくなるように、無理なく支払える金額に設定してくれたこと(賃料2.5万円)。

もう1つは、担当の方(ファイナンシャルプランナー)が買戻しまでの5年間の生活設計プランを立ててくださったことです。おかげさまで、普通の生活を送りながら、住宅ローンの残債(月2万円)と借金(月5万円)を返済したり、預金(月8.3万円)したりできました。 

K. N.様のご感想~すべての手続きを終えられて~

当初の希望通り、競売の回避と買戻しを達成できました。家族の思い出が詰まった家が、強制的に売りに出されるところだったので、任意売却を手伝ってくださったミライエさんには感謝しています。本当に助かりました。おかげさまで、亡き妻との思い出の家で暮らせています。天国にいる妻も喜んでいるはずです。

担当者からの声

担当者

担当者より

ご相談時、K. N.様から「亡き妻との思い出の家を買い戻したい」という強い意志を感じ、「なんとかしてあげたい」という気持ちで対応させていただきました。任意売却後、「買い戻しのために500万円を貯めました!」と声を弾ませながら連絡いただいたことを今でも覚えています。

それだけに、買戻しできた時は私まで嬉しくなり、ご相談者様と一緒になって喜んでいました。一時は思い入れの強い住宅が競売にかけられてしまう状況にまで陥りましたが、買い戻しという目標のためにがんばってくれました。私自身、当時K. N.様の担当になれて本当に良かったです。

解決にあたって重視したポイント

買い戻しは実現までの道のりが長く、対応している業者が限られていますが、ミライエはご相談者様の希望を叶えることを最優先に考えており、買い戻しに対応しています。ご依頼をいただいてから、競売の回避や資金の工面など様々な問題に直面しましたが、根気よく手続きを進めるようにしました。

お知らせ

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初期費用や持ち出し費用無し

解決事例

  • コロナでお店が閉店に。リースバックで住み続けることに成功

  • 元請け会社の不渡りで資金難に、リースバックで事業継続

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  • 調整区域内の物件であきらめていた…買戻しも可能に

  • 離婚調停の中で任意売却に成功

  • 任意売却はできなかった。しかし競売落札でリースバックができた

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